12Oct
硬膜外麻酔を抜いてもらう
昨日は本当にこのまま死ぬのではないかと思ったほどだった。
気分が悪いというかそういうのではなくもう身体がおかしいレベル。
自分の身体が数センチくらいに平らになっている感触がして息するのがやっとという感じ。
いや、あれは言葉では言い表せない感じだったな・・・。
硬膜外麻酔の副作用だろうということで麻酔を止めてもらってから、
まだ治らんのか、まだかまだかと悶々としながらおよそ5時間、
夜中過ぎにようやくどうにか少しましになったというね。
そして一夜明けた今日、手術後2日目。
術後の痛みのコントロールとして使用している硬膜外麻酔は止めてもらっているのだが、
つっぱり感、引っ張られた感じは常にあるけれどじっと寝ている分には痛いという事はない。
動くとやはり痛いけれども。
なのでもう硬膜外麻酔は止めても大丈夫ということになり午前中に抜いてもらう。
こんな感じで背中の真ん中あたりに針が刺してあり、
レモンの様な形の透明なボールの中に薬が入っていてそこから麻酔が流れている状態。
主に胴体部分にのみ効かせてあるらしい。(絵がヘタですまないw)
硬膜外麻酔について
背骨(脊椎)の中には硬膜という細長い袋があり、その中に脳脊髄液と脊髄が収まっています。硬膜外麻酔は、硬膜の外側(硬膜外腔)まで針を進めて局所麻酔薬を注入し、脊髄から出てくる神経を麻痺させる方法です。
硬膜外麻酔を行なうには、針を指す部分を局所麻酔したうえで、生理食塩液を軽く注入しながら専用の針を背中から脊椎の間に向けて穿刺します。局所麻酔時に、チクリとした痛みがありますが、強いものではありません。針先が硬膜外腔まで進むと、生理食塩液を注入する抵抗がなくなります。手術中に局所麻酔薬を追加できるよう、硬膜外腔に入った針から、細い管(カテーテル)を硬膜外腔に挿入します。これにより、手術時間が長くなっても、硬膜外麻酔が切れて痛くなるようなことはなくなります。
硬膜外麻酔は、手術の傷の痛みを効果的に止めることができるので、手術後も少量の局所麻酔薬を持続注入して、傷の痛みのコントロール(硬膜外鎮痛)に使用します。
胸やお腹の手術は手術後の傷の痛みが強いので、硬膜外鎮痛が大変効果的です。痛みは、およそ3日程度で和らいでくるので、硬膜外鎮痛も手術後3日ほどで終了します。
硬膜外鎮痛を止めると、傷の痛みが増したように感じるかもしれませんが、薬が投与されなくなったせいなので心配はいりません。↑↑↑「兵庫県立がんセンター」より
http://hyogo-cc.jp/cancer/anesthesia.html
上記「兵庫県立がんセンター」のサイトより抜粋。
上の解説にあるように、お腹を広範囲に切る手術なので手術後も痛みのコントロールをしていくとの説明を手術前に麻酔医から聞いていたので、麻酔を止めるとお腹の痛みが大変なことになるのでは?!
と思っていたのだが、そうでもなく、きっと副作用の方がきつく出たパターンなんだろうな。
背中から針を刺されていて仰向けに寝転んでいても地味に背中が痛かったので、抜いてもらってすっきりした。
おそるべし硬膜外麻酔、いや、それだけ良い仕事をしてくれたということか。
お世話になりました硬膜外麻酔というべきだな。
と言ってもまだ気分は悪かったので吐き気止め(1日3回、朝昼晩食前)を処方してもらい、
食事も全部は無理だが、半分弱くらいは食べられた。
ドロドロの大汗をかいていたので頭も身体もべとべとで気持ち悪かったが、
今日は清拭と洗髪もしてもらえ、とてもすっきり。
お風呂に入れず、身体が汚れていると余計にしんどい気がするので綺麗にしてもらえるのは本当にありがたい。
硬膜外麻酔は抜けたけれど、
ドレーン3本と尿道カテーテルも入っているし、まだベッド上安静で、
手術日も含めまる3日ベッドの上から動いていないわたし。
入院した日からお通じが出ていないので(9.10.11.12日と今日で4日)ちょっとお腹がはって来た感じ。
ベッド上安静のうちはまさかのベッドでおまるとかなんだろうか・・・。
夜になり、なんだか暑いなホットフラッシュか?と思ったら発熱していた。
38.6分!
普段からあまり風邪もひかず、熱が出たりもすることが少ないので久々の発熱。
明日は尿管外れると良いなぁ。
と思いつつ、看護師さんに氷枕をいただいて頭を冷やしながら眠りにつく手術後2日目の夜であった。
2019-10-12-Saturday
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